タマゴヘビのルアナちゃんは、産卵後に肛門(総排泄孔)から粘膜が飛び出ているとのことでご連絡ありました.
粘膜が乾燥しないようにしてもらいながら来院してもらいました.
粘膜に乾燥しないようにビクタスクリームを塗った後の肛門周囲の写真です.
その後濃い砂糖水をかけて、浸透圧を利用して少しでも浮腫が減るようにしながら、粘膜を腹腔内に押し戻していきます.
戻ったのちの写真です.
かなり圧力が粘膜浮腫によってかかっているのと、まだ腹部に産卵予定の卵が残っていることから、このままだとすぐに再発する可能性が高いと判断しました.
なので今は卵管が外に出てこないようにして、浮腫が完全に引くことを優先することにしました.
ナイロンの縫合糸にて肛門部分を縫合しました.
乱暴に見えますが、数日の辛抱です.
オーナーとの相談にて、3〜4日後に自宅での抜糸を行ってもらいました.
その後、電話で状態確認したところ、排卵もできて食欲元気も問題ないみたいです.
ルアナちゃん良かったですね.