2022年08月01日

文鳥・角膜炎・浮腫・赤み・眼瞼炎・ステロイド副作用

 

この文鳥さんは、目のむくみと、赤みと腫れで病院に来られました。

他院で過去に、足の神経的なトラブルがあったときにそこからステロイド長期的に飲ましているみたいです。

大体1年半ぐらいステロイドを使用していたみたいで、おそらくそれが今回の病気に関わっていると思われます。
写真はこちらです。

目が小さいので確認が難しいですが、まぶたの部分がむくんでおり、ガサガサしていて目が開け辛そうにしています。

角膜の表面に白い浮腫が認められることから、おそらく角膜浮腫と、角膜炎から本人の目の症状が来ていると考えられます。

以前の病気の病態が分からないのでリスクはありますが、今飲んでいるステロイドと抗生剤はストップしてもらい、ヒアルロン酸の目薬を1日10回以上さしてもらうのと、抗生剤の目薬を念のためさしてもらう治療に切り替えてもらいました。

1日の目薬の回数を少しずつ減らしていきながら約半年位で治療を終了いたしました。

本人の目の状態はかなり良好で、通常の文鳥さんとほとんど変わらないレベルまで到達しました。

珍しいシチュエーションから来る病気だったので、ホームページに記載させてもらうことを許可いただきました。

少ないステロイドでも長期的に使うとやはり副作用が出るので、良い薬ではありますが今後も注意が必要ですね。