ウサギのモコちゃんは眼球が左側に比べて右側が膨らんできたと言うことで病院に来てくれました。


年齢も9歳と言うこともあり、歯根膿瘍により内側から顔周りの周辺の圧迫があると判断し、抗生剤の投与から入っていきました。
正確に診断するにはCTなどの検査が必要です。
これは治療というより、急激な悪化を防ぐための緊急避難的な措置であり、基本的にうさぎの膿と言うのは、抗生剤が効きにくく、一度形成されてしまうと、なかなか除去することが難しいものになります。
なので、基本的には、そこの部分を全て切り取るのが1番ベストだと考えられますが、場所によっては切り取れないこともあるので、その場合は内服薬となるべく膿を切開して出していくのが1番だと考えられます。
その次に来てもらったときには大きく膿が溜まっていたので、結果的に切開していきながら膿を排除していきました。
【膿排除前】
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【切開をして膿を排除した後】
切開部分から多くに膿が出たのですが、その写真は撮る余裕はなかったので、割愛しましたが、頭部の腫れが小さくなったのはお分かりでしょうか?
それを何度も何度も繰り返していきながら、途中から膿がたまらなくなったので良好と判断し、治療を終了としました。

通常は歯の根っこが膿んでしまった場合、歯ごと取り除かないと再発をしてしまうのが通例です。今回の例はラッキーな事に長期的に症状が落ち着いたので、症例報告として、インターネットにあげさせてもらうことをオーナーさんに了承を得ました。
見た目もきつく場合に寄ったら、食欲や元気もなくなってしまうので、命に関わる症状と言えますが、運良くモコちゃんは改善できたので良かったと思われます。
オーナーさんには週2回程病院に来てもらいながら、治療に励んでもらったのですごく負担をかけたと思いますがありがとうございました。
