カメちゃんは年齢が40歳の長生きさんです。
実家で飼育されていて久々に帰った飼い主さんが手足の腫れに気づいて来院されました。
手足の先がパンパンに腫れているのがわかります。
本人に痛みがあるかは不明ですが、ご飯などは食べてくれてますし、歩行も可能です。
腫れてる部分に針を刺して中身を採取することにしました。
顕微鏡で見られたものがこちらです。
結晶成分が多数見られたことより、痛風と判断しました。
本来なら血液検査で確定していくのが正しい方法ですが、採血をトライしましたが取れなかったので、症状と顕微鏡検査上での判断となります。
内服薬アロプリノール(20mg/kg/日)の治療を開始してもらうことにしました。末端に貯留した結節上のものは経過が長いことも含め改善しない可能性も伝えました。
痛風の原因は腎機能の低下や、飲水量の低下などが原因として考えられます。高齢なので前者かもしれません。そうなると長期の内服薬は必要でしょう。
カメちゃんお薬頑張って、もっと長生きしてくださいね。
ちなみに、水性のカメさんは鼻をしっかり拭いてもらってから、点鼻から液体の内服をお願いしてもらってます。